鮭の解体ショー
今年も鮭の季節がやってきました!
北海道の地図をお子さま方に見てもらいました。北海道はサケの捕獲量が日本一です!
まず初めにクイズを出題。「鮭は川で生まれるでしょうか、海で生まれるでしょうか?」
正解は・・・川です!!海だと思っていたお子さま方が多く、驚いている様子でした。
卵の写真も見てもらうと「まるーい!」「オレンジだー!!」という声が上がりました。
地図を見ながら、川は海と山を繋ぐ水の流れのことで、川で生まれた鮭は1年から長くて7,8年海で回遊し、生まれた川に戻ってきます。確率では200匹のうち1匹しか戻って来ず、他は病死や、他の動物に捕獲されるそうです。生まれた川に戻って来るのは、頭にコンパスの様なものがあり、川の近くまで来ると匂いで感知し、海の栄養をもって川に入っていくそうです。
この途中で出くわしたくないのが、クマ!!🐻
この熊にも捕られず、オスメスでタッグを組んで、川の上流まで登っていき、やっとの思いで産卵します。産後は7~10日で死んでしまいますが、ワシや狐が捕獲する等、森の生き物たちは鮭を通して海の栄養を摂っているのです。
オスとメスの違いについては、顔つきや尾ひれの大きさの違い、おなかの中に入っている白子や筋子について学びました。
「ではここで本物の鮭を見てみましょう!」と鮭の登場で「おーーーー!」とお子さま方は興味津々の様子でした。
まずはオスを解体します。口の中の様子や、お腹に切れ目を入れ内臓を見てもらいました。鱗には、敵から身を守り、水流を感知し、一枚一枚にカルシウムなどのミネラルを貯蔵し、海水の浸透圧からも身を守る役割があるのです。内臓も、白子や腎臓、肝臓、胃腸があります。メスのお腹からは筋子を出し、お子さま方に見てもらいました。卵は3000粒から4000粒、大きさによっては9000粒の物もあるそうです。
解体中に「こわい・・・」「かわいそう」と言うお子さまもいました。鮭は死んでしまいましたが、私たちはそれを頂くことで日々成長することができます。命は命を繋ぐというお話をし、感謝してモリモリ食べてください!と最後にお話しして鮭の解体ショーを終わりました。
お子さまの眼差しから、すごく興味を持ってくれているなと感じて、とても楽しい解体ショーでした!